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昼下がり朗読アワー 御風の世界観堪能 オクタビスト石塚勇さん(糸魚川市出身)ら出演 3部構成で朗読など披露 糸魚川市教育委員会

御風作品を朗読する石塚さん

 糸魚川市出身のオクタビスト(超低音歌手)、石塚勇さんらによる「石塚勇 昼下がり朗読アワー」(同市教育委員会主催)が11日、同市一の宮1の市民会館で行われた。

 郷土の文人・相馬御風の生誕140年、童謡「春よ来い」発表から100年を記念したもの。3部構成で、第1部では石塚さんが御風作品を、第2部では御風と親交のあった小川未明の作品を未明ボランティアネットワーク(上越市)が朗読。第3部では石塚さんとピアニストの田村淳一さん(糸魚川市出身)が「ソングアワー」を行った。

 第1部では、最初に早稲田大混声合唱団が同校OBでもある御風が作詞した校歌「都の西北」を披露し、続いて石塚さんが「痩犬」や「春の雪」といった御風作品を朗読。観客はじっくりと聞き入り、御風の世界観を堪能していた。