文字サイズ

帰省客続々 家族と再会 北陸新幹線「はくたか」自由席乗車率150% 上越妙高駅

スーツケースや土産袋を持って改札を出る帰省客(11日午後1時30分ごろ、上越妙高駅)

 上越地域でお盆を過ごす人たちの帰省ラッシュが11日、ピークを迎えた。新型コロナウイルスの感染症分類が2類から5類に移行して初めての夏ということもあり、家族連れも目立った。

 上越妙高駅には、東京方面からの新幹線が到着するたび、スーツケースや土産を両手に持った人たちが続々と降り立ち、家族との再会を喜んでいた。

 午後1時30分ごろ、東京発金沢行きの「はくたか561号」が定刻より遅れて到着すると、スーツケースや土産の紙袋を抱えた帰省客が大勢、改札口を通った。東京から帰省する息子と孫を迎えに来た男性は「14日まで滞在する予定と聞いているが、あまりの暑さでどこへも遊びに行けないかもしれないね。台風(7号)も心配だし」と話していた。

 JR各社によると、同日の北陸新幹線下り列車は自由席乗車率が軒並み100%を超えた。午前8時44分東京発金沢行きの「はくたか555号」は150%を記録した。Uターンによる上り列車の混雑のピークは15日と予想されている。

 上信越自動車道をはじめ県内を通る高速道路は同日、目立った渋滞はなかった。