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柿崎区の最終処分場 整備計画進捗を報告 エコパークいずもざき 搬入多く抑制 上越地区産業廃棄物広域処理対策推進協

高橋会長が開会のあいさつを行った

 「上越地区産業廃棄物広域処理対策推進協議会」(高橋信雄会長・上越商工会議所会頭)は10日、上越市中央1のホテルセンチュリーイカヤで本年度の総会を開いた。

 同日は令和4年度の事業・収支決算、同5年度の事業計画・収支予算案を審議し、全てを承認。この後は講演会が行われ、県環境局資源循環推進課の南直樹課長らが県内の産業廃棄物処理施設の現状などを説明した。

 南課長によると、管理型最終処分場であるエコパークいずもざき(出雲崎町)において計画を上回る搬入量があり、当初計画(令和13年)より早期に埋立完了する可能性があるという。昨年度からは関係者との連携・協力による搬入抑制を実施。埋立の進捗(しんちょく)を見ながら、今後の対応を検討するとした。

 柿崎区の竹鼻、下中山両地区で整備が進んでいる、公共関与の産業廃棄物広域最終処分場の進捗についても説明した。本年度からは地質ボーリング調査、基本計画・設計、環境アセスメント、用地取得などに着手。同7年度からは道路工事に、同9年度からは処分場工事に着工し、同13年度に供用を開始(1地区目)するとした。

 同協議会は昭和56年、上越地域における産業廃棄物の広域最終処分場の整備促進を図ることを目的に設立。同地域に拠点を置く産廃排出業者や処理業者、商工会議所や自治体などで組織する。