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矢代川水位低下 新井地区9000戸節水 妙高市が呼びかけ

水がほとんどない状態の矢代川。取水はさらに上流だが、このままでは渇水の恐れがあるという(7日午後4時30分ごろ、矢代川橋から撮影)

 梅雨明け以降、猛暑と雨がない状態が続き、妙高市では上水道の水不足が懸念されている。同市は5日から、新井地域で節水を呼びかけている。市が節水を呼びかけるのは2018年以来。

 節水の対象は新井地区の約9000戸(事業所含む、南部地区除く)。上水道の約6割で矢代川を水源としており、すでに川の水位が低下し、十分に取水できていないという。発表時点では予備水源などから必要取水量は確保できているが、今後も降雨がない天候が続くと、矢代川の水が枯渇する恐れがあるという。

 妙高市上下水道局では、風呂の残り湯の再利用や洗濯への利用、台所では水をためて洗い物をするなど、防災行政無線や市ホームページで節水に協力を求めている。