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初の「相談テラス」併設 「はれまち支店」が開店 上越信用金庫

日馬理事長(左から4人目)らがテープカットし「はれまち支店」が開店した
壁に県産材、ATMの仕切りには地元企業が着色したチタンが使われている

 上越信用金庫(本店・上越市中央1)が同市土橋の住宅分譲地「はれまち土橋」に建設を進めてきた「はれまち支店」が完成し、7日開店した。資産運用や経営支援、起業・創業相談を受け付ける「相談テラス」を併設。入出金、融資だけでなく相談業務でも取引先の利便性向上を図る。

 同支店は春日支店(同市新光町2)と城北支店(同市東本町3)を統合・移転して開店した。現金自動預け払い機(ATM)3台を備える。壁の一部に県産材、ATMの仕切りに新和メッキ工業(同市土橋)が虹色に着色した、日本製鉄の意匠性チタン「トランティクシー」を採用するなど、独自性ある造りになっている。

 午前9時の開店に先立ちオープニングセレモニーが行われ、日馬直一理事長と施工会社の代表、同信金の関係者らがテープカットに臨んだ。日馬理事長は「(はれまち土橋は)これから商業地、住宅地として発展する地域。親しみがあり、使い勝手の良い店舗を目指す」と述べた。

 はれまち支店の開店で空き店舗となった旧春日、旧城北の店舗跡地について、同信金は「売却を視野に検討していく」としている。

壁に県産材、ATMの仕切りには地元企業が着色したチタンが使われている