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活性白土の製造業者破産 糸魚川に拠点

 糸魚川市に生産拠点を置く、活性白土製造・販売の日本活性白土(本社・東京都)が7月28日、新潟地裁に破産申請を行い、同日保全管理命令を受けたことが、同31日までに分かった。東京商工リサーチによると負債は3億3000万円余りが見込まれる。

 活性白土は油脂精製などに用いられ、糸魚川市が原料の主産地であることから製造拠点を設けた。売上高は1985年3月期の12億5000万円がピークで、以降は10億円を下回り、2018年3月期から5期連続の営業赤字を計上、厳しい経営が続いていた。スポンサー探しも模索したが協議がまとまらなかった。

 また、同社の関連会社でガソリンスタンド経営などを行っていたニッカ興産(糸魚川市田海)が同28日、新潟地裁で破産手続き開始決定を受けたことが分かった。帝国データバンク上越支店によると、負債総額は1億4500万円。