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議長に関根氏選出 改選受け議会人事 副議長は小嶋氏 妙高市議会臨時会

改選を受け開かれた臨時会。16議員の無記名投票による議長選
妙高市議会委員会構成

 7月16日の妙高市議会議員選挙の結果を受け、改選後初となる市議会臨時会が1日に招集された。新人6人を含め、当選を果たした16議員が出席。正・副議長、委員会構成など議会人事を決めた。選挙の結果、議長に5期目の関根正明氏(70)、副議長に3期目の小嶋正彰氏(69)を選出した。関根氏の議長就任は3回目となる。

 議長選は、関根氏と宮澤一照氏(57)が立候補し、所信表明演説を行った。16議員による無記名投票の結果、関根氏9票、宮澤氏7票で関根氏が当選した。

 報道陣の取材に対し関根氏は「今回新人が6人ということで議会運営自体が大変になってくると思うので、引き締めながら、若い力の新人の声を反映しながら進めてきたい」と決意を述べ、16人一丸となった人口減対策などに意欲を示した。

 副議長選は、小嶋氏と渡部道宏氏(58)が立候補。小嶋氏9票、渡部氏7票で小嶋氏が当選した。小嶋氏は報道陣の取材に応じ、議会改革の定着に意欲。「副議長は、広報広聴委員会の委員長を兼ねる。より多くの市民の皆さんからご意見を頂けるような場を環境整備しなければならない」と述べた。

 議員定数が2減の16になったのに伴い、常任委員会は3委員会から2委員会に再編された。各8委員を選任。総務文教委員会は委員長に天野京子氏(58)、副委員長に葭原利昌氏(60)、産業厚生委員会は委員長に横尾祐子氏(67)、副委員長に宮崎淳一氏(52)を選出した。

 議会運営委員会は8委員。委員長に霜鳥榮之氏(75)、副委員長に渡部氏を選出した。

◇2議案上程され即日可決、同意

 本臨時会では、歳入歳出に各5000万円を追加し、総額222億9900万円とする市一般会計補正予算・第4号、市監査委員の選任同意の2議案が上程され、いずれも即日審議で可決、同意した。

 市一般会計補正予算は、新型コロナウイルス感染症および原油価格・物価高騰等への対応。議会選出の監査委員として、高田保則氏(77)を選任した。

 新たな会派構成は2日以降確定する見通し。

妙高市議会委員会構成