文字サイズ

上越市の姉妹都市・岩内町の児童 ジュニア上越の船 北海道から長旅 交流楽しみ上越巡り

岩内と上越の小学生が交流。ボッチャで打ち解けた
春日山の謙信公銅像の前で上越の戦国武将について解説を聞いた

 上越市の姉妹都市、北海道岩内町の小学5、6年生10人が1日、交流事業「ジュニア上越の船」として同市に到着した。初日は同市の小学生と一緒に歓迎会や交流会を行い、姉妹都市同士の交流を楽しんだ。

 同事業は直江津、岩内両港間のカーフェリー就航をきっかけに、平成2年から行われている。コロナ禍による中止もあり、今回は4年ぶりの実施となった。岩内町は同町立岩内東小、岩内西小の児童が参加。7月31日に小樽港からカーフェリーで出発、新潟港からバスで上越に到着した。

 埋蔵文化財センター(同市春日山町1)で開かれた歓迎会では、同市子ども会連絡協議会の呼びかけで高田地区の小学4~6年生23人が岩内の子どもたちを歓迎した。岩内東小6年の宮下祥太朗君は「岩内は海に面して海産物が豊かな町。楽しみにしていたのでたくさん交流したい」とあいさつした。

 岩内と上越の児童は班ごとに一緒の机で昼食を食べ、ボッチャのゲームで交流した。その後、春日山城跡を一緒に見学した。岩内東小6年の加藤勇心君は「昨年も申し込んだけど中止だったので、来られてうれしい。初めてのボブスレーが楽しみ」と話した。

 岩内の子どもたちは3日まで上越に滞在し、同市立水族博物館「うみがたり」や上越科学館、上越清里星のふるさと館などを見学。無印良品直江津での買い物や正善寺工房での体験なども行う。

春日山の謙信公銅像の前で上越の戦国武将について解説を聞いた