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ロッジ北側でクマ1頭目撃 上越市南葉高原キャンプ場 

 7月30日午後5時34分、上越市中ノ俣の南葉高原キャンプ場で体長約1メートルのクマ1頭を目撃したとの通報がキャンプ場利用客から上越署にあった。

 上越署によると、クマが目撃された場所はキャンプ場内ロッジの北側約50メートルの地点で、その後、やぶの中に入って行ったという。人的、物的被害はない。上越署は市役所と連携し、注意喚起と警戒活動を行っている。

◇おり設置場所移動など対策

 クマ目撃を受け、南葉高原キャンプ場では早速、対策を講じた。これまでもクマの目撃があり、設置していたおりの一部を、今回の出没場所の付近に移動させた。同キャンプ場ではこれまでと同一の個体とみている。

 今後は8月10~13日、3泊4日の日程で首都圏から過去最多という250人の子どもたちの団体のキャンプを受け入れる。南葉ロッジの池田増夫管理人(81)は「対策を続けながら、通常営業を行い、利用者を受け入れていく」と話した。