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学校に謝罪し出席者に訂正 中川市長「失言」問題

 中川幹太市長が7月5日、新潟経済同友会との意見交換会で、上越市内の2高校の実名を挙げ「県内ではレベルが下の方にある」と発言した件について、中川市長は同31日の記者会見で「両校の意向を尊重し、生徒を第一に考え、謝罪会見はしないこととした」と述べた。

 中川市長は失言翌日の同6日、両校を訪れ謝罪。学校側から「生徒第一の対応をしてほしい」と要請があったという。同19日までに謝罪文も提出した。市は文書の公表を考えていない。失言の場に居合わせた新潟経済同友会会員に対しては「誤解が生まれないよう、依頼をした」と述べた。失言した経緯や理由については明確に回答しなかった。

 発言は高校生のデジタル教育に関するくだり。授業の中にIT教育を盛り込む重要性を説明する際に発言した。