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音の伝わり方を比較 市内の屋外スピーカー 更新へデータ収集 上越市

戸野目地区の住宅街で屋外スピーカーの音の伝わり方を調査

 上越市は26日、防災行政無線の更新設計に必要なデータを収集するため、戸野目地区で屋外スピーカーの試験を行った。従来型と高性能のスピーカーを比べ音の伝わり方を確認するもの。市危機管理課職員や関係業者などが参加した。

 同課によると、市内には329カ所の屋外スピーカーがある。次期防災行政情報伝達システム設計として来年度から順次更新していく計画で、今回の音響音達の鳴動比較試験の結果を生かす予定。

 戸野目地区は住宅地や周辺に田園地帯が広がり、さまざまな土地のデータを得られることから試験場所に選んだ。鳴動試験用スピーカーを高所作業車に設置し、戸野目公園から「こちらは上越市です。ただ今から防災行政無線の放送テストを行います」などと放送。計8カ所で音の明瞭性や音圧、遮る物がある時の影響、風向きによるアナウンス了解度などを比較調査した。