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架空料金請求で160万円詐欺被害 妙高署

 妙高署は27日、上越市の60代男性が160万円をだまし取られる特殊詐欺(架空料金請求詐欺)に遭い、捜査中だと発表した。

 同署によると、今月15日ごろから20日までの間に、男性の携帯電話に金融会社や内閣サイバーセキュリティセンターを名乗る男から、男性の携帯電話がハッキングされて他人に迷惑がかかっているとして、補償金や保険料、弁護士費用を払うよう電話があった。内容を信じた男性は17日から20日まで4回にわたり、男に指示されるまま上越市内の金融機関で計160万円を振り込んだ。

 さらに男性は今月25日、不足分の保険料として230万円を送金するよう指示され、翌26日に宅配便で送金したが、不審に思い妙高署へ相談。詐欺被害が判明し、この現金は配達前だったため未遂に終わった。

 同署は「宅配便で現金を送るのは違法なため、国や企業がこのような送金を指示するはずがない。このような話がきたら詐欺だと思ってほしい」と呼びかけている。