高校生が真剣調理 最優秀に上越高チーム 高校生しっとり炒飯選手権
上越産米を使った、しっとり食感の炒飯(チャーハン)のレシピを高校生が独自に考案し、優勝を競う「高校生しっとり炒飯選手権」が29日、ワークパル上越(上越市下門前)で開かれ、上越、妙高両市の高校から3チームが出場した。上越商工会議所観光・文化振興委員会主催。
しっとり―」は、コシヒカリやこしいぶきといった甘さ、粘りのあるコメで調理したチャーハン。上越ならではの食資源、観光コンテンツとして磨き上げるため、同委員会がこれまでに約20店を認証し、認知度向上に努めてきた。
最優秀賞を受賞した上越高料理部「とんとん亭」の3人は、チャーハンに「白菜のクリーム煮」からヒントを得たとろみのあるスープを添えたものを考案。具に塩こうじを使ったチャーシューやシロウリのこうじ漬け、スープには酒かすやエビ、イカ、ホタテが入る。シロウリのこうじ漬けは直売所に足を運んで上越市の特産野菜を調べるうち、シャキシャキ、した食感のシロウリにたどり着いたという。
リーダーの大野天さん(3年)は「当日出席できなかったメンバーからのメッセージに、1位を取って帰ってくると返信したので、本当に取れて良かった」と話した。