特殊詐欺受け子で女子中学生再逮捕 治療費名目で102万円だまし取る
上越署と県警組織犯罪対策課などは20日、詐欺の疑いで3日に逮捕した住所不定の女子中学生(15)を同容疑で再逮捕した。
同署によると、中学生は何者かと共謀。6月29日、共犯者が宮城県在住の80代女性に医師や息子を名乗り、電話で「息子さんの喉に腫瘍がある」「100万円か200万円と、診療代の2万円が必要。上司の娘さんが家に行くのでお金を渡して」などとうそを話した。中学生が同日午後3時ごろ、直接現金を受け取る「受け子」として女性宅を訪れ、102万円をだまし取った疑い。上越署によると中学生は「間違いありません」と容疑を認めているという。
中学生が余罪の存在をほのめかしていることから、同署は詳しく事情を聞くとともに、犯行は特殊詐欺グループによるものとみて、全容解明を進めている。
中学生は6月21日、何者かと共謀し、上越市内の80代女性から700万円をだまし取る「受け子」を行ったとして3日、詐欺の疑いで逮捕されていた。