自衛隊関山演習場、日英実動訓練で地元市長が要望

 陸上自衛隊と英国陸軍が15日から19日まで陸自関山演習場で行う実動訓練について、演習場がある上越市と妙高市は1日、防衛省北関東防衛局(さいたま市)に対し、周辺住民の安全に配慮することなど3項目の要望を行った。
 妙高市の城戸陽二市長と上越市の小田基史副市長が同日、同局で二又知彦局長に面会し、(1)周辺住民の安全安心に支障が及ばないよう、訓練に伴い想定されるあらゆる事態に対応可能な万全の体制を整えること(2)隊員の移動や物資運搬については、一般車両との混雑を防ぐため十分配慮すること(3)参加隊員の規律確保とモラル順守を徹底し、周辺住民とトラブルを起こさないこと、などを要望した。
 二又局長は「訓練を実施する部隊と防衛省に伝え、安全などに留意した上で訓練を実施する」と回答したという。