大相撲9月場所 新十両・大の里12勝、高橋も勝ち越し 上越関係力士が活躍  

 大相撲9月場所は24日、東京・両国国技館で千秋楽を迎えた。海洋高出身をはじめ上越関係力士が8人勝ち越し、健闘を見せた。2年連続アマチュア横綱で新十両の大の里(23、二所ノ関)は千秋楽で敗れたものの、12勝3敗の好成績を収め、大器の片りんを見せた。同じく新十両の高橋(24、二所ノ関)は8勝7敗で終え、入門以来8場所連続の勝ち越し。安定した四つ相撲の力を示している。各段優勝決定戦に進んでいた幕下西23枚目の嘉陽(24、二所ノ関)、序二段西76枚目の王輝(27、錣山)はいずれも優勝に届かなかったが、それぞれ6勝1敗、7戦全勝と活躍が光った。けがで4場所連続休場していた元十両の王輝は復活への足がかりをつかんだ。