21日から秋の全国交通安全運動 通学路でスピード違反取り締まり 上越警察署  

 秋の全国交通安全運動(21~30日)に先駆け上越警察署は20日、上越市春日新田2の市道福田春日新田線でスピード違反の取り締まりを行った。県警による速度違反自動取り締まり装置(可搬式)が導入され、児童の登下校時の安全運転を呼びかけた。

上越警察署では初の速度違反自動取り締まり装置による取り締まり。児童の登校時に合わせ、スピード違反への注意喚起も兼ねて実施した


 取り締まりを行った市道は春日新田小の通学路。朝夕と国道350号への通り抜け道として多くの車がスピードを出して走行しているという。
 速度違反自動取り締まり装置は本年度、県警が導入。交通安全運動に伴い各警察署に貸し出している。速度違反車を撮影し、リンクしたタブレットに違反車の速度、車種、ナンバーなどを表示、記録。後日、ドライバーに連絡して取り締まる。
 同署初の取り組みを終え、交通課指導係の高倉信弘係長は「スピード違反の取り締まりと抑止を兼ねて行った。通学、下校時の児童が被害に遭う事故は、全国で後を絶たない。制限速度を守るだけでなく、子どもがいたら速度を落とすなど、状況に応じた速度で走ってほしい」と呼びかけた。