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聖徳太子しのび法要 法隆寺から大野執事長 天心との縁大切に 妙高高原地域「太子講祭」

岡倉天心六角堂での法要
大野正法執事長を囲む列席者

 妙高市妙高高原地域の各所で聖徳太子の月命日に当たる22日、「太子講祭」が執り行われた。法隆寺(奈良県斑鳩町)から大野正法執事長を迎え行われ、約20人が列席した。

 伝統行事は、妙高市商工会など地域の関連団体、有志でつくる祭典委員会(永高祐司委員長)が、聖徳太子が夢殿を開いた国宝・法隆寺から僧侶を招いて実施。コロナ禍の影響で中止・縮小していたが、昨年から通常形式に戻った。

 妙高赤倉は、日本近代美術の祖と称される岡倉天心の終焉(しゅうえん)の地。天心は明治時代、フェノロサと共に廃仏毀釈(きしゃく)から法隆寺を守った経緯があり、聖徳太子と天心の縁を大切にする会にもなっている。

 一行は、最初に同市赤倉の岡倉天心六角堂を訪問し、天心の胸像に向かい法要を執り行った。続いて、田切太子碑で読経。同市関川の太子堂では、大野執事長が法話を行い、世界で戦争や紛争が絶えない中、庶民の命、暮らしに目を配った聖徳太子の心を伝えた。

 この後、同市関川の香風館で懇親会が催された。妙高高原中生徒を対象にした講話は、生徒数の減少などに対応して今後、3年に1度行われる。

 永高委員長は「長い間、地域でがつないできた行事。これからも大切にしていきたい」と願いを話した。

大野正法執事長を囲む列席者
太子堂(同市関川)での法話