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新たな特産品に期待 〝白〟メイン全国初キクラゲ狩り開始へ 大潟区割烹明治庵

白キクラゲを収穫する佐藤代表。健康から雇用まで、大きな期待を寄せている
別館付近に開設された栽培テント。収穫体験のほか、乾燥品や菌床の販売も行う

 割烹(かっぽう)明治庵は22日から、大潟区雁子浜の別館駐車場の栽培テントで、予約制の「キクラゲ狩り」を開始する。白キクラゲをメインとした収穫体験は全国初。9月までの、土日祝日の午前10時から午後1時まで。20日は午前10時から正午まで近隣住民対象のプレオープンも行う。

 栽培しているのはアラゲキクラゲ。別館に隣接する雑木林を整備し、テント五つで菌床3000株を栽培中。気温25~35度に保って水をやると、3週間ほどで収穫可能となり、菌床一つで800~1500グラムが収穫できるという。

 佐藤豊代表(64)は薬膳について学んだ時に白キクラゲを知り、料理を提供していたが、輸入品しか手に入らなかった。そんな時、市内スーパーで生キクラゲを発見。生産者のDIY.TOK(上越市戸野目)に協力を呼びかけ、3年前から栽培実験を行ってきた。

 白キクラゲはビタミンDが豊富で、ミネラル、食物繊維も含んでいる。栽培責任者の町田伸之介さん(35)は「免疫力向上やカルシウムの吸収促進、認知症やがんの予防にも役立つ。日々おいしく栄養を取れ、プロテインなどに代わる食材になり得る」と解説した。

 今月から乾燥品の生産も始め、すでに障害者施設が加工販売のため仕入れを希望するなど、地域をはじめとした雇用創出も期待できるという。佐藤代表は「さっとゆでて、サラダやスープ、炒め物など何にでも使える。新たな特産品として多くの人に知ってもらいたい」と願った。

 キクラゲ狩りは1グラム当たり、白4円、黒2円(プレオープンはいずれも2円)で販売する。予約は町田さん(電070・3852・1732)へ。

別館付近に開設された栽培テント。収穫体験のほか、乾燥品や菌床の販売も行う