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楽しく熱心 稚児の舞稽古 10、11日に糸魚川けんか祭り 神輿ぶつかり合い復活へ

大瀬楽頭(右奥)の指導を受け、舞楽の稽古に励む子どもたち(1日、同神社旧社務所)
今年の「糸魚川けんか祭り」のポスター。昨年は行われなかった神輿のぶつかり合いの実施へ期待が高まっている(同神社境内)

 糸魚川市一の宮1の天津神社の春大祭「糸魚川けんか祭り」が10、11の両日、同神社境内で行われる。昨年は行わなかった神輿(みこし)のぶつかり合いの実施へ期待が高まる一方で、稚児の舞を奉納する地元の子どもたちの稽古に熱が入っている。

 勇壮なみこしのせめぎ合いと優美な舞楽で春の訪れを告げる伝統の祭り。昨年はコロナ禍を経て4年ぶりに実施したが、中止期間のブランクや感染防止の観点などから規模を縮小。会期を1日のみとし、「けんかみこし」は2基のみこしを近づけての〝にらみ合い〟、舞楽奉納は本来の約半分の演目数にとどめた。

 国の重要無形民俗文化財に指定されている舞楽は、稚児の舞と大人の舞合わせて12曲。天津神社舞楽会(大瀬一雄楽頭)が担い、3月28日の稽古始めの神事「稚児ぞろい」を皮切りに、4月7日までの日程で稽古に励んでいる。

 今年も昨年と同様の演目数を予定。稚児は地元の小学生や園児合わせて約10人で、大瀬楽頭(82)らの指導を受けながら、太鼓などの音に合わせて所作を反復している。松木仁志君(10)は「練習も楽しいし、皆の前で舞うのも楽しい」と声を弾ませ、「(本番では)頑張って舞っているところを見てほしい」と意気込んだ。

 舞楽奉納は10、11の両日午後1時から。10日は午前11時ごろからみこし渡し、お練り。同11時30分ごろから、けんかみこしが行われる。

今年の「糸魚川けんか祭り」のポスター。昨年は行われなかった神輿のぶつかり合いの実施へ期待が高まっている(同神社境内)