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コロナ禍越え社会人 上越市内入社・入組式

恒例となった「有沢記念館」庭での入社式。陽光の下、新入社員は有沢社長らと記念撮影を行った
相澤社長(中央)と手を合わせる4人の新入社員

 上越市内の企業や団体で1日、入社式が行われた。新入社員は高卒、大卒とも新型コロナウイルスの感染拡大のさなかに学生生活を送り、不自由さを感じてきた世代だ。また人手不足が深刻さを増す中、企業側は新卒社員にいかに定着してもらえるか、社内体制の見直しも急がれる。

◇「おかしい」変え成長を 有沢製作所

 有沢製作所(本社・上越市南本町1)は1日入社式を行い、同社採用の9人と関連会社のカラーリンク・ジャパンの3人の計12人を迎えた。

 有沢悠太社長は「社内でおかしいと思ったことはどんどん変えていって。昨日より今日、今日より明日、自分が成長するという心構えで全社員が臨めば、会社の力も上がる。未知のこと、未経験のことに挑み、成長してほしい」とメッセージを送った。

 大学院で材料化学を専攻し入社した蔵之内俊さん(24)は、同じ研究室の先輩が就職した有沢製作所を選んだ。「大学3、4年の頃は新型コロナウイルスで人に会うことができない生活だった。大学院で学んだことを生かし、人の生活に貢献できれば」と話していた。



◇強い構造物に例えてエール 相村建設

 相村建設(上越市下源入)は1日入社式を行い、県立高田農業高農業土木科から2人、海洋高海洋開発科から2人、キャリア採用1人の計5人を迎えた。

 相澤吉久社長は「多くの選択肢の中で地元就職、建設業を選び、その中でも相村建設に入社してくれた。この選択が正しく、当社に入って良かったと思えるよう、社員一丸となって皆さんを守っていく。人々の生活を守り、発展させるための大きな意義のある仕事を通じて、自己形成にも励んでほしい。強い構造物のように大きな人間に成長してほしい」とエールを送った。

 新入社員の4人は「高校で学んだことを生かし、一日でも早く会社や社会に貢献したい」と意気込みを語った。



◇進んで物事に挑戦する人に 大陽開発

 総合建設業の大陽開発(浦川原区)には1日、3月に高校、大学を卒業した4人が入社した。4人は役員、社員が見守る中、荒木克社長からヘルメットを受け取り、技術者としてスタートを切った。役員は土木現場で重視されるICT(情報通信技術)やデジタルトランスフォーメーション(DX)への対応を期待している。

 荒木社長は3月1日に急逝した漫画家・鳥山明さんの代表作「ドラゴンボール」のキャラクターに仮装して登場。「新しいことをしようとすると、不安や批判もあるが、やり切ることが大切だ」と意図を語った。

 また薩摩国(鹿児島県)の戦国大名、島津義弘の遺訓とされる「薩摩の教え・男の順序」を引用し、進んで物事に挑戦する人であってほしいと述べた。



◇合併後初の入組者迎える JAえちご上越

 JAえちご上越(本店・上越市藤巻)では、4人(上越市出身3人、糸魚川市出身1人)が入組。今後、1カ月の着任前研修、1年の農業研修に入る。

 羽深真一経営管理委員会会長はえちご上越、ひすいの旧両JAが合併し、〝新生〟JAとして初めての入組に期待。「皆さんと一緒に、合併の目的実現に向けて取り組んでいきたい」と語りかけた。

 新採用職員を代表して元井みのりさん(20)が決意表明。インターンシップで同JAの葬儀サービスを見学したことを振り返り「人と人とのつながりを作る姿勢が、JAの地域に寄り添う姿勢から生まれたと感じた」と語り、「常に学び、成長し続けることで、一日も早く組合員、地域に信頼される職員になれるよう努力を重ねていく」と話した。

相澤社長(中央)と手を合わせる4人の新入社員
「新しいことは、やり切ることが大切」と述べる荒木社長
合併後の〝新生〟JAえちご上越には4人が入組