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大の里、健闘に拍手 大相撲3月場所能生でPV 惜しくも優勝届かず

大の里が熱戦の末、敗れた瞬間、パブリックビューイングの会場は「あー」の落胆の声に覆われた。すぐに健闘をたたえる拍手が起こった

 大相撲3月場所千秋楽の24日、海洋高出身の前頭西5枚目、大の里(23、二所ノ関)の初優勝を期待する応援のパブリックビューイングが、糸魚川市の能生生涯学習センター1階エントランスで行われた。大の里は惜しくも優勝には届かなかったが、敢闘賞と技能賞の三賞を受賞した。

 大の里に1差をつけて千秋楽を迎えた新入幕の尊富士(24、伊勢ケ浜)がけがを押して出場し勝利した瞬間、大の里の初優勝はなくなった。だが、集まった約60人のファンは大の里の取組まで残って見届けた。

 大関豊昇龍(24、立浪)を相手に寄って出たものの、土俵際で下手投げを食らって敗れた。その瞬間、会場からは悲鳴や落胆の声が漏れたが、すぐに幕内で2場所連続11勝と健闘した大の里に大きな拍手が送られた。

 公務の合間を縫って駆けつけ、最前列で見守った米田徹市長は「大の里は全国的に注目される力士。海洋高出身力士は糸魚川を第二の故郷のように思ってくれ、中学時代から地域の行事に参加してくれていたので、地域の皆さんが愛着がある」とねぎらいの言葉を述べた。

 会場には石川県珠洲市出身で、能登半島地震で被災して能生に住む娘の家に避難した人の姿も。竹田サチエさん(86)で、熱心に観戦した。「石川県出身力士を応援している。(大の里は)よう頑張っている。海洋まで散歩するのが日課。来場所以降も応援したい」と笑みを浮かべた。

 大の里ら応援のパブリックビューイングは3回目で、市能生事務所が前日の結果を受け急きょ開設。モニターを設置し、応援用のうちわなどを用意して観戦者を迎えた。