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地震や津波リスクに備え 2会場で防災リーダー研修 講話と意見交換、避難などで課題共有 糸魚川市

各自治会、自主防災組織の役員らが地震・津波避難の初動対応と課題、今後の対策などで意見を交わした(糸魚川市消防本部で)

 糸魚川市内の自治会や自主防災組織の役員らを対象にした本年度の防災リーダー研修が16日、市消防本部と能生生涯学習センターで開かれた。

 両会場をオンラインでつなぎ、約100人が参加した。フォッサマグナミュージアム学芸員の香取拓馬さんから「能登半島地震における市内の被害状況と地震・津波リスクについて」と題した講話を聴き、グループワークで「地震・津波に伴う高齢者の避難、集落の孤立対策」をテーマに意見を交わした。

 元日に発生した地震を振り返り、「避難場所が老朽化していた」「組織的な動きはできなかった」「避難者数が把握できない」など各地域の状況や課題を共有。高齢者の声がけや非常食の備蓄、危険箇所の点検などを挙げて今後の備えを話し合った。

◇避難指示など消防が対策案

 市消防は同日の研修で、能登半島地震での避難対応の課題を踏まえて対策案を示した。

 大津波・津波警報を覚知した場合、直ちに避難指示が発令できるように避難指示対象区域をあらかじめ定めるとし、迅速な避難所・避難場所の開設に、自治会でも鍵を保管して市と地域で解錠手段の多重化を図るとした。

 地域の防災担当者らの意見を聞き、手順や手引きを整えた後に、市民に周知する予定。