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シルバー川柳3月号 特選に風間征子さん、渡邉智夫さん

自由部門特選の渡邉智夫さん
課題部門特選の風間征子さん

 シルバー川柳3月号の課題「上がる」「上昇」「右肩上がり」の特選は、妙高市東雲町の風間征子さん(81)の「筋トレで 足あがらずに 息あがる」。ご同輩の皆さんも思わず「あるある」を想像し笑顔になりませんでしたか。「よし筋トレだ」と一念発起し、「やってみよう」「やってやろう」とスポーツジム通い。そしてこんなはずがない息切れ。ジムは卒業し、テレフォンショッピングで買ったホームマシーン頼み。これも三日坊主で、基本のジョギング。でもキツくてウオーキングに。作品は涙ぐましい挑戦ぶりを想像でき、どなたも共感。ところが風間さんは昨年12月に手術を受け、体力と筋力が落ちたことから、2月から女性専用ジムに通い始めた体験を作品にしました。「思いのほかきついですが、頑張ります」とか。

 自由部門の特選は上越市夷浜の渡邉智夫さん(82)の「災害は 忘れなくとも やってくる」。〝忘れたころに〟はご同輩も知っているフレーズですが、元日の能登半島地震で「ものすごい恐怖」を体感した思いを逆説的な言葉を使うことで効果を高めています。格言的な言葉並びの感じもしますが、渡邉さんは会社員の現役時代に自主管理活動で標語作りをしていて、同時に退職後の治療仲間のお茶会で呼びかけた作品の持ち寄り発表会で川柳や作品作りを楽しんでいます。今は座骨神経痛を抱え、移動に苦心していますが、津波警報の際も自宅の2階退避を選択。「津波時に 這(は)って階段 年感じ」の作品も寄せています。「歳の数だけ言わせて」では避難しなかったことを「反省しました」とか。

課題部門特選の風間征子さん