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社会・くらし

地形と災害を解説 連携協定10年記念 山縣教授(上教大)が講演 糸魚川市

上越教育大の山縣教授が「上越地域の地形の成り立ちと災害の歴史」と題して講じた

 上越教育大、糸魚川市、糸魚川ジオパーク協議会の連携協定締結10周年を記念した講座が9日、糸魚川市一ノ宮のフォッサマグナミュージアムで開かれた。上越教育大の山縣耕太郎教授が「上越地域の地形の成り立ちと災害の歴史」と題して講じ、約35人が聴講した。

 協定は平成25年6月に締結された。同ミュージアムの竹之内耕館長は開会で「この協定によって、上越教育大学さんからは文化や教育、学術振興など幅広い分野でご支援をいただいている」と感謝し、「今後もこのような連携が深められ、お互いがますます発展していくことを」と願った。

 山縣教授は講座で、1751年の高田地震による大規模地滑り「名立崩れ」、新潟焼山の噴火の歴史、姫川の主な洪水、2021年の来海沢地滑りなど過去の災害をひもときながら地形の成り立ちや特徴を説明。これに糸魚川市内のインフラや人口の分布状況を加味した上で「高い災害リスクが生じているのが糸魚川地域。そういう認識が必要」とした。

 一方で、「災害を引き起こす現象というのは、いずれも自然の恵みを与えてくれるものでもある」とし、「きちんと災害に関わる条件を認識し、それを避けることができれば、十分に自然の恩恵を受けることができる。うまく災害、自然と付き合っていくことが必要」と呼びかけた。