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東日本大震災から13年 地震への思い忘れず 高田別院・勿忘の鐘 能登半島地震支援も

地震発生時刻の午後2時46分に合わせて鐘を突き、犠牲者の冥福や被災地の復興を願った

 東日本大震災から13年となった11日、上越市寺町2の高田別院で「勿忘(わすれな)の鐘」が突かれた。寺院関係者から一般まで約30人が参加。地震発生時刻の午後2時46分に鐘の音とともに、元日の能登半島地震と併せて犠牲者の冥福を祈り、被災地に思いを寄せた。

 勿忘の鐘は震災を忘れず犠牲者に思いをはせ、復興と支援に心をつないでいこうと、震災翌年の2012年に岩手県の本稱寺と宮城県の東北別院から始まった。高田別院では真宗大谷派高田教区(上越3市)キッズふくしま実行委員会が主催している。

 会場では、能登半島地震の被災地に向けて義援金の募金も募った。真宗大谷派高田教区では「能登支援team高田」を立ち上げ、月に1度、石川県の避難所で炊き出しを実施。寺院関係者や一般のボランティアが炊き出し前日に同教区の事務所で調理している。

 発起人で同教区事務所の松村弘さん(49)は、友人からSNSでの支援呼びかけを受けて準備。現地では寺院仲間や被災者の協力もあり、多くの人から感謝されたという。「助けを望む人がいる限り続けていきたい」と松村さんは語った。

 主催者代表でキッズふくしま実行委員会委員長の繁原立さん(40)は「元日の地震は、明日はわが身と思い知らされる出来事だった。この思いを忘れないため、来年以降も続けていきたい」と思いを込めた。

 総務省消防庁によると1日時点で、東日本大震災による死者は1万9775人、行方不明者は2550人。