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直江津工場に100億円 医薬用添加剤 増産へ大型投資 信越化学工業

 信越化学工業(本社・東京都)は6日、医薬用添加剤の増産に向け、主力の直江津工場(上越市)に100億円の投資を行うと発表した。近く本格着工し、2026年春の設備完成を目指す。設備稼働後の生産能力は現状の2倍になる見通し。

 増産するのは同社が独自開発した医薬品コーティング剤。医薬品添加物として1986年に日本で認可、2001年に米国と欧州数カ国で許可された。胃で溶けず腸で溶けるなど、薬品が溶ける部位を制御できる点が特長だ。国内外の製薬会社が機能に着目、今後の需要増が見込めることから、製造設備の増強を決めた。

 設備投資の内容について、同社は「建屋を新築し、生産設備を導入する」としている。医薬用添加剤を含むセルロース誘導体生産は直江津のほか米国とドイツでも行っているが、医薬品向けは直江津が主力だという。