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農泊地域の活用促進 社員研修プログラム想定しモニターツアー 妙高市内

クルミ油での床磨きなどを体験、古民家修復を手伝う参加者とスタッフ

 企業の社外活動の場として農山漁村地域の活用を促進しようと、社員研修プログラムなどを想定したモニターツアー(県など主催)が14、15日の1泊2日の日程で、妙高市内で開かれた。

 県地域農政推進課は本年度、妙高市、佐渡市をモデル地域に「農泊地域における企業の社会活動実証事業」を実施している。企業のさまざまな課題、関心に沿ったプログラムや滞在プランを造成、グリーン・ツーリズム関連資源を活用することで、どのように企業側の価値向上を図れるかを明確化。受け入れ地域と企業との継続的な関係づくりを支援する。

 今回、企業の人事担当者、研修設計法を学びたい社会人向けのプログラムを作成、モニターツアーを試行した。企業向け人材開発、教育支援などの事業を行っているミテモ株式会社(本社・東京都港区)、受け入れ先の妙高市グリーン・ツーリズム推進協議会が連携、企画運営した。

 今回は住友精密工業株式会社(本社・兵庫県尼崎市)から2人、MYSH合同会社(本社・東京都港区)から1人、個人事業主1人の計4人が参加した。プログラムは全4日間。まずオンラインで事前研修を2日間行い、引き続き現地研修のモニターツアーを行った。

 現地研修2日目は、参加者が作成したプログラム二つを試行した。午前中はハートランド妙高(同市関山)で、市鳥獣対策専門員の福島脩太さんから狩猟に関するレクチャーを受け、ジビエの汁物を試食した。午後には古民家再生や昔ながらの米作りに取り組む生井一広さん宅(同市上小沢)を訪問し、クルミ油での床磨きなど古民家修復を手伝い、まき作りなどを体験した。

 参加者の一人、住友精密工業人事グループの谷本真一グループ長(43)は「体験を通して学習していくプロセスをじかに感じることができた。今後、親子ワーケーションなどに生かせれば」などと話し、妙高での研修実現にも期待した。