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店舗・警察・行政・市民 県内初〝4者連係〟防犯訓練 セブン―イレブンで実施 上越市

市民参加型で初めて行われた訓練。特殊詐欺被害者の説得や徘徊者保護など、今後も増加が懸念される事案の対応を学んだ

 セブン―イレブン・ジャパンと上越警察署、上越市が連携した防犯訓練が15日、同市安江1のセブン―イレブン上越安江店で行われた。訓練には市民ら約30人が参加し、強盗対応をはじめ特殊詐欺や徘徊(はいかい)者保護を想定した。

 昨年9月、セブン―イレブンの新潟・北陸ゾーン新担当者が上越警察署を訪問した際、連携した訓練を提案、計画を進めてきた。2017年に青少年健全育成や防災などに関する地域活性化包括連携協定を締結した上越市にも協力を呼びかけ、市民参加型の訓練が実現。同社がこうした形式の訓練を行うのは県内で初めてだという。

 訓練では警察官が強盗役を、上越市老人クラブ連合会と安江睦会(老人会)が特殊詐欺被害者と高齢者役を担当。店員はパソコンがウイルスに感染し、修理に電子マネーカードが必要という被害者を、詐欺の手口だと説得。店内を徘徊する高齢者には椅子を勧め、住所や家族の連絡先などを聞き取り、警察に通報した。同店オーナーの西條幸雄さんは「店員にも対応を伝え、今後も防犯や地域の安全に協力していきたい」と話した。

 上越警察署生活安全課の本多和利課長は「管内の特殊詐欺被害は年々増加し、地域の高齢化に伴う徘徊者の増加も懸念される。詐欺の話を信じ込んでいる被害者を説得できるよう、詐欺広報のチラシなどを提示しての説得や、保護した徘徊者はバックヤードなどで落ち着いてもらい、話を聞くなど、対応に協力してもらえれば」と願った。