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高陽荘9月末で閉館 県教職員互助会 利用減、収益厳しく 上越市西城町3

今年9月末で42年余りの歴史に幕を閉じる高陽荘

 上越市西城町3の高陽荘が今年9月末で閉館することが14日までに分かった。利用者減や各種コストの上昇もあり、収益が厳しい状況とし、会員の減少や利用形態も変化していることから営業終了を決定した。

 同館は昭和56年12月、県教職員互助会が運営する、教職員の福利厚生施設として開館した。宿泊、会議、宴会の場を提供。平成18年に宿泊部門が廃止され、現在は主に会議と宴会の利用に。教職員で6~7割、あとは一般の利用で、ピーク時の平成18~23年には年間延べ5万人の利用があったが、コロナ禍初年の令和2年に1万人に落ち込み、直近は2万5000人と半減。それに伴い売り上げはピーク時の1億3000万円から5000万円に減り、コスト面の上昇もあって収益が悪化していたという。

 オンライン会議などが定着し、今後の利用回復も見込めないことから、理事会や互助会館運営検討会で営業継続は困難と判断した。3月末で宴会利用を終了、4月以降は会議、弁当利用のみ営業し、9月30日で全ての営業を終了する。

 会員や一般利用者らに9月末での閉館を告げると惜しむ声が多く聞かれるという。互助会職員から開館以来勤めている関澤博支配人(64)は「42年間、皆さまと共に歩んできた。閉館まで職員(12人)一同、変わらぬおもてなしで、心地よい場を提供したい。皆さまには感謝の言葉しかない」と話している。

 建物は築50年以上を経過しているが、大規模改修や耐震補強を施しているという。照会はあるが、現段階で閉館後の方向は未定。