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全国から注文 自家製みそ 恒例の仕込み最盛期 大島区嶺の藤尾生産組合

ゆでた大豆を計量する布施さん(左)。大豆と糀、塩の比率や容器の消毒など、仕上がりに影響があるため気を抜けないという
新メンバーも加わってのみそ仕込み。ゆでた大豆をつぶし、塩、糀と混ぜ合わせる

 大島区嶺の藤尾生産組合(布施正栄代表)で、恒例のみそ仕込みが最盛期を迎えている。布施さん夫妻と近隣地域の男女計4人で作業を行っており、10月ごろには食べられるという。

 かつて地域で作られていたみそを売り出そうと、同組合では20年以上前から生産を開始。大豆、糀(こうじ)に使用するコシヒカリは上越産にこだわり、通常のみそより糀を多めに配合することで、まろやかな味わいに仕上げた「味雪(みゆき)」が人気を集めている。

 取材した14日は大豆を圧力釜で煮込み、すりつぶし、糀、塩を混ぜ合わせて熟成用のたるに詰めた。布施さん(71)によると、同組合のみそは中元や歳暮の贈答品として人気で、北は北海道、南は大阪や愛知からも注文が入るほど。中には大豆や塩を持ち込んで製造を依頼する人もおり、昨年より製造量を220キロ増やしたという。

 全国的にみその需要が減る中でも注文が増えていることに「ありがたい話。ここまで認めてもらえてうれしい」と感謝。物価高騰もあり、値上げを勧める人もいるというが、「喜んでくれる人たちの声を優先したい」と、価格は据え置きでいく意向を示した。

 みそは500グラム、約1キロ、たるなどで販売している。問い合わせは布施さん(電090・7839・2859)へ。

新メンバーも加わってのみそ仕込み。ゆでた大豆をつぶし、塩、糀と混ぜ合わせる