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能登半島地震 津波遡上高 船見公園で5・8メートル観測 石川県の2カ所上回る 気象庁概況

津波の遡上高5・8メートルを観測した上越市の船見公園(1月2日、撮影)

 気象庁は8日、1月の地震概況を発表した。元日に発生した「令和6年能登半島地震」については、2月8日午前8時までに地震活動域で確認された震度1以上の揺れが1608回で、活発な地震活動が継続中。地震活動域は能登半島およびその北東側の海域を中心とする北東―南西に延びる150キロ程度の範囲に広がっているという。

 地震活動域での震度別発生回数は、震度7が1回、同6弱が2回、同5強が8回、同5弱が7回、同4が46回、同3が164回、同2が406回、同1が974回。発生日では1月1日が360回、同2日が411回で最多。同3日が177回で、それ以降は100回未満、2月8日は5回。

 人的被害は死者241人、負傷者1423人で石川県が最多。次いで負傷者は新潟県49人、富山県47人。建物被害も石川県が1万7619件で最多。次いで新潟県の1万5183件、富山県の7444件。

 この地震により北海道から長崎県にかけて津波を観測。痕跡調査の結果、上越市では遡上(そじょう)高(陸地の斜面を駆け上がった津波の高さ)が船見公園で5・8メートル、直江津海水浴場で4・5メートル、柿崎漁港で2・9メートルと、石川県七尾市、能登町で観測された数値より高かった。浸水高(建物等に残った痕跡から測定した高さ)は、県内の佐渡市羽茂港で3・8メートルに対し、石川県では能登町白丸で4・7メートルなど、多くの地点で4~2メートルを観測した。