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炎に安寧願う 「さいの神」各地で始まる 上越市

火勢が増すと集まった住民から声が上がった(上越市高土町2)
無病息災を願い、子どもからお年寄りまで集まって火に当たる(上越市中箱井)

 無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を願う伝統行事「さいの神」が7日、上越市内の各町内会で行われた。河川敷や水田に住民が集まり、稲わらやカヤの束と青竹で作ったさいの神に火をつけ、スルメイカや餅をあぶって食べた。上越地域消防本部への届け出状況によると13、14の両日がピークとなる。

 同市高土町2は、関川河川敷でさいの神を行った。河川敷で刈り集めたカヤでさいの神を組み上げ、住民が見守る中で点火。この後は4年ぶりの新年会で親睦を深めた。樫野繁夫副町内会長は「今年は災害で始まったが、住民が普通の生活を送れるよう願っている」と話した。

 同市中箱井は、子どもからお年寄りまで数十人が水田近くに集まり、炎が収まるのを待ってスルメイカや餅をあぶった。町内の役員が子どもたちに「火や煙に当たると健康に暮らせるし、習字も上手になるよ」と教え、子どもたちは両手をかざしてさいの神の火に当たった。

無病息災を願い、子どもからお年寄りまで集まって火に当たる(上越市中箱井)