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次世代のものづくり興味津々 大学生からXR学ぶ アナログと最新デジタル融合 かみえちご山里ファン倶楽部ワークショップ  

段ボールなどを使って家の模型を作る児童
田中さん(左)のレクチャーで家の模型を3Dスキャンする児童

 アナログと最新のデジタル技術を融合させたものづくりのワークショップが25日から、上越市有間川の谷浜・桑取地区公民館で開かれている。参加する小学生は最新のデジタル技術に触れながら、「次世代のものづくり」に夢中になって取り組んでいる。

 NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部が主催する「こどものたまりば事業」の一環。居ながらにして最先端技術に触れられること、地域に昔からある自然や文化とデジタルを融合させることなどをコンセプトに、年間の放課後活動として昨年に続き実施。市立谷浜小の児童、3~6年生7人が参加している。

 ワークショップは、手作りした家などの模型を3Dスキャンで取り込み、デジタル空間に立体で出現させ、人形や自身のアバター(分身)を散策させるというもの。

 講師は東京の大学で「XR(クロスリアリティー)」=現実世界と仮想世界を融合し、新しい体験を創造する技術=を学び、新規事業も手がける田中礼さん(23、上越市出身)が務める。

 児童は初めに段ボールを使って家を製作。折り紙を貼ったり絵の具を塗ったりして「住んでみたい家」や「わくわくする家」を表現。創造力を発揮し、ドアや煙突のほか、カフェを併設するなど思い思いの家に仕上げた。

 谷浜小5年生の田中陽人君は「明るい雰囲気のまちにしたくて、家をカラフルに塗った。デジタル空間のまちで人を歩かせてみるのが楽しみ」と話し、出来上がりに期待を込めた。

 完成した家は、対象物をスキャンして3Dデータを取得する、スマートフォンのアプリを使って撮影。児童は自身の作品が立体化され、画面上で自由に動かせる様子に目を輝かせて見入った。

 講師の田中さんは「デジタルとアナログを融合させるのが、新しい作品の作成方法。この経験がみんなの心の中に残ってくれればいい」と願った。

 全体の成果発表は来年1月に行われる。

田中さん(左)のレクチャーで家の模型を3Dスキャンする児童