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「勝ち」意識し向き合う eスポーツを部活スポーツに 関根学園高パソコン部eスポーツ科

関根学園高パソコン部eスポーツ科の部員たち。JM―DAWNに導入されたゲーミングパソコンを使って練習し、大会に臨んでいる

 近年注目が集まるeスポーツ。高校生たちが青春を懸けて打ち込む部活動スポーツとしても広がりを見せている。関根学園高(上越市大貫2、鈴木重行校長)は昨年1月、上越地域初となるeスポーツの部活動「パソコン部eスポーツ科」を設立。11月に全国大会に挑んだ。

 eスポーツをはじめ5分野でデジタル化を推進していく上越5e協議会の設立を受けて、パソコン部内にeスポーツ科を設立。大会出場を目的に掲げ、同協議会の協力を得て活動をスタートさせた。

 競技種目に選んだのは自動車を操作しサッカーをするスポーツゲーム「ロケットリーグ」。3対3のチーム戦で行うため、連携と戦略が重要となる。

 活動は週2回、同市大和5のJM―DAWNに通って実施。月に1度の頻度で外部講師を招いて講習会を開き、指導を受けた。趣味ではなく競技として向き合うため、目的意識を持って日々の練習をし、練習後には反省会で振り返る。一方で、eスポーツは指導体制が確立していない分野。どうすれば強くなれるかは自分たちで模索する日々が続いた。

 本番となる全日本高校eスポーツ選手権(北米教育eスポーツ連盟日本支部主催)は昨年11月12日にオンラインで開かれ、同校のメンバーたちはJM―DAWNから参加。2チーム6人が出場した。Aチームは1回戦で神奈川県のチームに惜敗したが、Bチームは山口県のチーム相手に快勝。記念すべき公式戦初勝利を挙げた。

 安中一吹部長(3年)は「試合が始まった瞬間、勝つことだけを意識した。点を取ったときは全員で盛り上がった。勝つために練習してきたので、負けたときは本当に悔しかった」と振り返る。「eスポーツは競技性が高く、さまざまな人が参加できる。高校スポーツとして成り立つと思う」と語った。

 来年度は他校との交流や練習試合なども行っていきたい考えだ。新部長となる田中暖人君(2年)は「今年の経験を生かし、もっと強くなる。みんなで同じゲームを続けると、レベル差が出てくるが、そこをどう補い、高め合うのかが楽しい」と話した。