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閉館に華添える ネスパスで「糸魚川冬フェスタ」 〝ファイナルイベント〟盛況 惜しむ声も続々

幅広い世代でにぎわう「ありがとうネスパス糸魚川冬フェスタ」(24日)
ブラック焼きそばも人気を集めた(24日)

 糸魚川うまいもん会と糸魚川市観光協会糸魚川支部は22日から24日まで、東京都渋谷区の表参道・新潟館ネスパスで「ありがとうネスパス糸魚川冬フェスタ」を開いた。25日に閉館する同館の〝ファイナルイベント〟として実施。糸魚川の特産品販売でにぎわい、26年にわたり親しまれてきたネスパスのフィナーレに華を添えた。

 同館は平成9年6月に本県の情報発信拠点として開設。当時は常設の物販はなく、貸しスペースとしての施設で文化教室やUターン情報の提供などを行っていた。同18年2月に表参道ヒルズがオープンし、表参道が大きく様変わりする中で、アンテナショップとしての機能を充実させようと同年12月にリニューアルオープン。食品を中心とした物産品販売を本格的に開始した。

 糸魚川冬フェスタはクリスマス時期の人気イベントとして定着し、今回もブラック焼きそば(各日先着100人にブラック番長のオリジナルクッキー贈呈)や糸魚川産「新之助」おにぎり、えび汁、ヒスイ製品などの販売で盛況。24日も開店前から行列のできる人気ぶりをみせた。

 来場者からは惜しむ声も多く、都内在住で糸魚川出身の女性(81)は「(同イベントには)毎年来ている。今回が最後なのは寂しい」、都内在住で神奈川県出身の男性(37)は「ネスパスにはよく来ている。最後と聞いて、これは行かなきゃと。ここを通じて糸魚川、新潟を知ることができた」と話した。

 糸魚川うまいもん会の月岡浩徳・直前会長(58)は、これまでを振り返りながら「(ファイナルイベントとして実施できて)光栄。ネスパスは、東京の人たちと接点を持つことができ、糸魚川のことを知っていただくための大事な場所だった」と思いをかみ締めた。

 来春には同館に代わる新拠点「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」が東京都中央区銀座5(銀座鈴らん通り)にオープン予定。月岡直前会長は「もしオファーがあれば、ぜひ」と今後を見据えた。

ブラック焼きそばも人気を集めた(24日)
ブラック番長(右)も来場者をもてなした