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市長に辞職迫る 宮越市議、異例の質問 上越市議会一般質問

中川市長に対し、演壇から辞任を迫る宮越氏

 「このまま続けられては上越市は沈没してしまう。なりたかった市長になったのだから、もういいでしょう」。13日開かれた上越市議会一般質問で、宮越馨氏(無所属)が中川幹太市長に辞任を迫った。中川市長は「与えられた任期の中で職務を全うすべく誠心誠意、一歩一歩前へ進んでいく」と述べてこれを否定、約2年の残任期を全うする決意を示した。

 宮越氏は中川市長が2021年11月の就任以降、市民に向けた失言と謝罪を繰り返してきたことを挙げ「市民からはすでに大きく信頼を失っている。信なくば立たず、だ」と述べた。

 さらに本年度から始めた地域独自の予算事業や今年11月、市が示した通年観光計画の中間取りまとめなどを挙げ、「制度上あり得ない」、「市長のビジョンが全く見えない」として中川市長の施政方針や政策を徹底的に批判した。

 中川市長は「市のあふれる魅力を後世につむぎ、市内外に発信することで、市民が誇りや愛着を持てるよう誠心誠意取り組んできた。持続可能な生きる力を備えたまちづくりを行ってきた」として、自身の施政方針を説明。一方で失言や市議会でのかみ合わない答弁については陳謝し、修正していくとした。

 宮越氏は1993年11月から2001年11月まで2期8年、旧上越市長を務めた。「私ならここからでも立て直しができる。心配ご無用。安心して任せてほしい」と述べ、次期市長選への立候補意欲も示してみせた。