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一本一本心込め しめ縄作り最盛期 米ヴィレッジさんわ

専用の作業場でしめ縄を作る五十嵐社長。大きさによるが、15~30分ほどで手早くより合わせていった(11日撮影)

 年の瀬を控えて三和区田の米ヴィレッジさんわ(五十嵐照佳社長)では、正月飾りに欠かせない「しめ縄」の生産が最盛期を迎えている。販売先では売り切れ、追加注文が入るほどで、今年は20日ごろまで生産する予定だという。

 同社は10年以上前から、米俵を作る技術を生かして五十嵐社長(68)が1本ずつ手作りしている。夏に青刈りした稲に芯材を包んで縄にし、さらに3本をより合わせる。根元はボルトで固定し、足で押さえながら少しずつより合わせ、最後に飛び出した部分を切りそろえて完成。同社では2尺(約60センチ)、2尺5寸(約75センチ)、3尺(約90センチ)の3種類を作っているが、完成まで一番太い物で20~30分ほどかかるという。

 しめ縄は妙高山麓直売センター「とまと」(妙高市坂口新田)に卸している。200本は作ったが、急きょ足りなくなって追加生産したという。「昨年より作る量を減らしていたが、予想以上に売れて驚いている。コロナ禍でなくなっていた、実家への帰省が増えているからではないか」と五十嵐社長は話す。

 また、同社ではしめ縄作りで出たわらくずを、さいの神(どんど焼き)で必要な町内に譲っている(11日時点で軽トラック3台分)。問い合わせは五十嵐社長(電090・7289・3801)へ。