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クマ「特別警報」延長 県が発表 暖冬予報など受け

 全県に発令中の「クマ出没特別警報」について、県は来年1月31日まで期間を延長すると発表した。11月29日に県庁で開かれた、鳥獣被害対策緊急本部会議の中で明らかにされた。

 県は7月に湯沢町で男性が負傷した事案を受け、クマ出没注意報を発表していたが、県内全域で餌となる堅果類が凶作となる予想から、死亡事故が発生した2020年のような人身事故の拡大が懸念されるとして、9月1日にクマ出没警戒警報を発令。さらに人身被害の深刻化が懸念されるとして、10月26日から11月30日まで最も警戒レベルの高い特別警報を発令していた。

 今回の延長については、(1)山に餌がなくクマが冬眠のため人里まで餌を求めて下りてくる恐れがある(2)暖冬予報でクマが例年より遅くまで活動する恐れがある(3)過去に大量出没した年は12月以降まで出没、人身被害が発生していたことなどを踏まえて決定した。

 期間中はテレビなどのメディアを通じた注意喚起の強化、クマを人里に寄せ付けない対策の強化として専門家による環境診断と環境整備を行うという。