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百年料亭で越後城下町高田茶会 フカミ美術

城下町ならではの趣深さを感じさせた茶会

 上越市大学前のフカミ美術は26日、同市仲町3の百年料亭宇喜世で「越後城下町高田茶会」を開いた。参加者は老舗料亭の風情ある趣と、格調高い茶席を楽しんだ。

 同茶会は今回が12回目。例年この時期、同館を会場に開かれている。1階では表千家の清水宗翠さんによる濃茶席が、2階では江戸千家の保阪宗洋さんによる薄茶席と点心席が設けられた。約140人が参加した。

 濃茶席の床の間には江戸時代の茶人で表千家七代家元、如心斎の書「心外無別法(しんげむべっぽう)」が、薄茶席には大徳寺の3僧合作の書「雪月花」がそれぞれ掛けられた。参加者はしつらえの数々に目を楽しませ、一服を味わった。

 晴天に恵まれた同日は、長野県や十日町市、燕市からも参加があった。着物姿の参加者は秋の日差しに照り映える庭の紅葉など、風情ある景色も堪能した。

 フカミ美術の深見一夫代表は「城下町ならではの風情ある茶会は、私自身も例年楽しみで、実施をうれしく思う。老舗の料亭は茶会の雰囲気にふさわしい」と喜んだ。