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来海沢地滑り災害 避難指示 全面解除 発災から2年8カ月 一定の安全確保 糸魚川市

来海沢地区の住民らを対象に、県が地滑り災害の対策工事状況を、市が避難指示の解除について説明した(西海地区公民館)

 糸魚川市は26日、地滑り災害の対策工事が進み、一定の安全が確保されたとして、同市来海沢地区2世帯6人(県道西側地区の一部)に発令していた避難指示を解除した。令和3年3月4日の発災以来、2年8カ月ぶりに同地区全域が避難解除となった。同時に市の「来海沢地すべり災害対策本部」も解散した。

 同日午前、西海地区公民館で住民ら約35人が出席して県、市による説明会が開かれた。県糸魚川地域振興局がアンカー工の施工が進み、全ての地滑りブロックで安全率1・05を11月22日までに確保したことや土砂流出のシミュレーションを実施し、人家への影響がないこと、ワイヤセンサーや地中伸縮計などによる観測、監視体制を継続することを報告した。

 これを受けて避難指示の全面解除、警戒区域の解除を告げた米田徹市長は「長期にわたる避難で大変不便、心配をおかけした。今後も工事が継続するが、皆さんの安全安心を最優先に1日も早い全面復旧に向けて全力で取り組んでいきたい」と話した。

 松澤英夫区長(74)は「(発災から)20回近い一次、二次避難を経験したが全てトラブルはなかった。住民の防災意識の高さ。今後も定期的に情報共有の場を設け、工事がスムーズに進むようお願いしたい」と望んだ。

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