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一茶俳句を英訳、冊子化 英語の恩師荒井豊さん共著 地域の子どもらへ 志保屋書店店主遠藤由明さん

冊子「一茶オノマトペ英語俳句 70句」を作製した志保屋書店店主の遠藤さん
小林一茶の俳句を英訳、遠藤さん直筆「落書絵」が添えられた

 志保屋書店(妙高市上町)の店主で英語教室講師の遠藤由明さん(73)は、地域で英語を学ぶ子どもらのためにと、冊子「一茶オノマトペ英語俳句 70句」(A4判カラー、27ページ)を作製した。恩師で同市在住の荒井豊さん(84)と共著。まず20部手作りし、店頭で限定販売している。

 遠藤さんは、「LLシホヤ新井教室」講師。新井高時代、荒井さんに習ったことなどをきっかけに英語の面白さに目覚めた。大学は経済学部に進学したが、英語も鍛錬。家業を継いだ後、旺文社系列の日本LL教育センター提携校を開設した。来年に50周年を迎える。

 同店は北国街道沿いにあることもあり、代表的な北信文化として小林一茶の俳句に親しみを持ってきた。俳句には「大吟醸酒のような、これ以上は削れない旨みがある」と遠藤さん。とりわけ一茶の俳句は「人間味がある。『何のために勉強するか』など、原点に戻れるような気づきがある」などと魅力を話す。

 遠藤さんは2016年、荒井さんとの共同作業で「百人一首」の英訳を完成させている。今回は、大好きな英語と一茶のコラボレーション。17文字の表現が、シンプルな英語で生まれ変わった。俳句に合わせた直筆の「落書絵」がシュールで楽しい。

 完成に当たり、校閲してくれた荒井さんをはじめ、多くの協力に感謝。「一茶も『いいよ』と言ってくれている気がする」と話した。 定価は1000円(税込み)。問い合わせは同店(電0255・72・2025)へ。

小林一茶の俳句を英訳、遠藤さん直筆「落書絵」が添えられた