25、26日に初の「新そばまつり」 地域の力を結集 地元産づくしの料理提供 名立区


名立区西蒲生田の花立温泉ろばた館で25、26の両日、同区初の「名立新そばまつり」が開かれる。イベントでは同区産そば粉で打ったぶっかけそばと、地元食材を使った郷土料理8品がセットになったオリジナルメニュー「花立しずくそばセット」が提供される。
そばまつりは上越市が主催、名立区農業振興協議会が協力。
同区は名物イベントの中止などで地域の活力や住民間のコミュニケーション低下などが懸念されていた。併せて、令和6年度末に温浴と食堂機能が廃止されるろばた館の利活用方法について、地域協議会が中心となって検討してきた。
これら課題の解決に、区総合事務所は同館を会場にした食イベントを構想。耕作放棄地でソバの作付けが増えていることからそばまつりを企画し、実施には区内の農業者や加工グループ、地域住民、子どもたちの協力を仰いだ。財源は「地域独自の予算」を活用した。
セットの料理は、全て同区産の野菜や加工品を使ったメニュー。17日にお披露目会が開かれ、イベント協力企業や地元関係者、中川幹太上越市長らが出席。「名立づくし」の料理の数々を味わい、太鼓判を押した。
名立区総合事務所の桐木茂所長(57)は「名立区を盛り上げたいという住民の思いが結集し、みんなでつくり上げたイベント。食材の宝庫、名立区に足を運んでほしい」と呼びかけた。
まつりは午前10時から午後3時まで。そばセットは両日合わせて限定200食(各日100食、要事前予約)。1人前1200円。また親子で正月飾り作り体験(20組、要予約)、地元の菓子や農産物の販売、キッチンカーの出店もある。
申し込みは名立区総合事務所(電025・537・2121)のホームページから、または電話で申し込む。
