上越市地域の宝ガイドブックを刊行 市施設など設置より広く周知へ

上越市は『「地域の宝」ガイドブック』を刊行した。同市が2020年から3年間に認定した118件の「地域の宝」を1冊にまとめ、広く発信している。
「地域の宝」は同市内の文化財と、それを守り伝えている団体を認定する制度。認定を受けると、認定書の交付や保存、活用のアドバイスが受けられ、認定団体同士の交流も行われている。ガイドブックは旧上越市と13区のエリア別に掲載。それぞれの地域の宝は写真と紹介文、団体名、同市ホームページの紹介ページにつながる2次元コードなどが載っている。
また、認定のために行った現地調査の様子を撮影した写真を掲載。担当した同市文化行政課の佐藤博副課長は「現地で知らなかった文化財を見るわくわく感が伝われば。(ガイドブックは)認定後に、より広く周知するものとして刊行した」と話した。
ガイドブックは5000部製作。市役所や13区総合事務所など主な市の施設に設置、市内の小中学校や活動団体などに配布されている。