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直江津港シッピングセンターフェンス 海と環境テーマ 児童の絵で彩る 飛田テック50周年記念事業 八千浦小でセレモニーも

フェンスに児童の絵を掲示。海と環境をテーマにした絵が並ぶ
協力への感謝として、体育館用スクリーン(奥)を寄贈。飛田社長(右)が目録を贈呈した

 飛田テック(本社・上越市中箱井、飛田剛一社長)は直江津港シッピングセンター(同市黒井)のフェンスに同市立八千浦小児童が描いた絵を掲示した。8日、飛田社長らが同校を訪れ、感謝の記念品を贈呈するセレモニーを行った。

 絵の展示は同社の設立50周年の記念事業の一環。同センターはリサイクルされる鉄材の出荷前集積場で、児童が「海と環境」をテーマに描いた絵53点をフェンスに張り掲示している。魚や船、波などが描かれ、センターで業務に当たる関係者らを和ませている。

 地元児童の絵を飾ることで、地域に根差した企業であることをPRすることや、児童が環境について考えるきっかけにしてもらうことが狙い。平成22年に同センターが開設された際にも当時の八千浦小児童の絵を飾っており、13年ぶりに張り替えることとなった。

 総合学習で環境や海について学んでいる4年生と、国語の授業で「スイミー」を取り上げた2年生が9月に絵を描いた。完成した絵を原画として専用のシートに印刷し、フェンスに張り付けている。

 魚が元気に跳ねる絵を描いた佐藤瑛君(4年)は「絵のように魚が元気で生きられる海でいてほしい。多くの人に見てもらえてうれしい。海をきれいにするため、ごみの分別やポイ捨てを減らすことを頑張りたい」と話した。

 協力への感謝として、同社は同校に体育館用のスクリーンを寄贈。10月28日に開かれた学習発表会で早速使用した。また、8日の寄贈セレモニーではフェンスに飾られた絵をスライドショーにして上映。全校児童が観賞した。

 飛田社長は「一枚一枚が色彩豊かで、直江津港のシンボルになればいいと思う」と児童に感謝。八千浦小の野崎真二校長は「地域の景観づくりとして、自分たちの絵が飾られる喜びを感じている」と話した。

協力への感謝として、体育館用スクリーン(奥)を寄贈。飛田社長(右)が目録を贈呈した

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