生誕120年で展示 版画家・棟方志功 上越にも縁 7日までエルマールで「秀作展」

上越市西本町3の直江津ショッピングセンターエルマールで7日まで、「棟方志功と版画秀作展」が開かれている。
世界的な評価を得て、上越ともゆかりがある版画家の作品を中心に展示が行われている。開場時間は午前10時から午後6時まで。頸城自動車マルケー商事部主催。
棟方志功は1903(明治36)年、青森市生まれ。ゴッホの「ひまわり」に感銘を受けて絵画を志し木版画の道を進んだ。国際的な版画展で受賞を重ね「世界のムナカタ」の評価を受けた。戦時中に富山県福光町(現南砺市)に疎開、昭和29年まで居住しており、上越にも足を運んでいる。
今年は志功の生誕120年で、全国各地で展覧会が開かれており、全国の百貨店などで展示している画商が出展している。志功の作品は約35点。独特なタッチで彫られた作品と添えられた言葉など、貴重な「板画(はんが)」が飾られている。また肉筆の「倭画(やまとが)」、手頃なリトグラフなども展示されている。他にも国内外の有名作家の版画が飾れている。