善兵衛学習 成果を発表 創立150周年地域とともに祝福 高士小

上越市立高士小(堀川邦夫校長、児童45人)は10月29日、創立150周年記念式典と記念学習発表会を行った。記念学習発表会では同校の根幹と位置づける善兵衛学習の成果を発表し、節目を祝った。
同校は生活科および総合学習を善兵衛学習と名付け、川上善兵衛の生き方を学んでいる。1、2年生は野菜作り、3、4年生は校内でのブドウ栽培をテーマにし、劇や音楽で発表した。
5、6年生は150周年にちなみ、同校の歴史を題材にした。歴代の校舎ができた当時の様子や、善兵衛学習の始まりなどを紹介した。八巻英汰君(6年)は「150年をお祝いできてうれしい。歴史を調べて、たくさんの知らないことがあった。高士の歴史はすごいと思う」と語った。
学校の節目を地域も祝福。式典のステージ看板を地元書家が揮毫(きごう)し、式典要項の表紙を地域の協力者が撮影。同校卒業生が児童の校歌指導に当たった。
150周年を記念して岩の原葡萄園(同市北方)がステージ幕を寄贈。創立記念式典の中で上越市教育委員会が同社へ感謝状を贈呈した。