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天候懸念も例年並み 本年産大豆を初検査 JAえちご上越

本年産大豆を初検査。全体として例年並みの品質で、袋に品質等級を押していった

 JAえちご上越は30日、三和区本郷の三和ラック検査場所で本年産大豆の初検査を行った。管内で収穫された品種「エンレイ」を検査。夏の高温や秋の長雨の影響が心配されたが、例年並みの品質だった。検査された大豆は今後、農家が契約した食品会社などに販売されるという。

 同日は420袋(12・6トン)を検査。粒ぞろいや水分量などを確かめ、袋に等級を押していった。今年は若干、小粒傾向が見られ、3等や合格などが中心だったが、大豆はしわが寄りやすく1、2等は少ないため、全体としては例年並みの品質だという。

 管内の今年の大豆出荷契約面積は「エンレイ」と「里のほほえみ」2品種で約321ヘクタール、出荷契約数量は約519トン。収穫は11月中旬まで、検査は12月上旬までを予定している。

 JAえちご上越米穀販売課の上野康好さんは「今後も収穫や検査が続くので、高温や長雨の影響が出てくるのはこれから。昨年並みの収量、品質を期待したい」と願った。