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今夏のハス13万9216本 蓮の花数を調べる会発表 昨夏より2万本減少 高田城址公園

「高田城址公園の蓮の花数を調べる会」が今夏の調査結果を報告した
花数が最も多かった日は8月6日。南堀では9796本を数えた

 市民有志で組織する「高田城址公園の蓮の花数を調べる会」(吉越正勝代表)は29日、上越市土橋の市民プラザで報告会を開き、今夏の高田城址公園のハスの本数が13万9216本だったと発表した。

 同会は昨夏、同公園のハスの本数や生育状況を明らかにし、まちのにぎわいにつなげる目的で発足した。2年目となる今夏は、咲き始めの6月20日から咲き終わりの9月22日までの95日間が調査期間。会員14人が毎週日曜日、南堀、西堀、北堀ごとに花数をカウントした。

 調査によると、期間全日の花数総計は53万6866本。ハスの花は平均で4日間咲くことから総計を4で割り、13万9216本を今夏に開花した本数とした。また、花数が最も多かった日は8月6日の1万7533本だった。

 昨夏との比較では本数は約2万5600本減少。開花数が最も多かった日は堀によって7~44日ほど遅れ、咲き終わりも10日ほど遅れた。同会では専門家の知見や気象情報などから、開花期間の遅れは5~7月の多雨、8月の高温などを要因と分析している。

 吉越代表(76)は「来年以降も調査を継続し、データを蓄積したい。今後は市民に向け、ハスについて知るためのイベントや講演会なども行えたら」と話した。

花数が最も多かった日は8月6日。南堀では9796本を数えた