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鮮やかな天井絵完成 上越市飯田明照寺 竜の欄間も修復 檀家ら集い盛大に落慶法要

修復を終えた竜の欄間と天井絵が施された本堂。完成を祝い法話や三味線の演奏会が開かれた

 上越市飯田の明照寺(みょうしょうじ)で22日、報恩講と、竜の意匠の欄間と天井絵の落慶法要が営まれた。檀家(だんか)や施工業者らが出席し、鮮やかな花々が描かれた天井絵や金色に輝く欄間を見上げて祝った。

 天井絵は檀家ら約250人の寄進によって、本堂の外陣、参詣の間の天井板に合わせて180枚の絵を施工。四季折々の花12種と、浄土真宗本願寺派の紋「下がり藤」、同寺の寺紋が描かれた。

 施工は上越市寺町2の仏具店、久家堂が手がけた。天井絵は、上越市内の寺では初めてという「UV印刷」を用いて施工。板に直接印刷されているため紙のように剥がれることがなく、また日光による色あせに強いため、長年にわたりくっきりと美しい色合いを保てるという。約2カ月の工期を経て完成した。

 また竜の欄間の修復も併せて実施。鹿児島県の伝統工芸士により汚れ落としや虫の駆除、金箔(きんぱく)の張り直しなどが行われた欄間は照明を受け荘厳に輝く。

 参詣者は輝く竜の欄間と色鮮やかな天井絵を見上げつつ、読経や法話に耳を傾けた。また、小竹勇生山社中が津軽三味線で民謡や高田瞽女の門付け歌を披露し、祝いの席に花を添えた。

 欄間修復の寄進をした上越市西城町2の細谷淳一さんは「とても素晴らしい。ずっと残っていってほしい」と感激した様子で話した。

 前々住職の松山了天さん(92)は「ただただ皆さんのお気持ちに感謝している」と語り、喜びをにじませた。